金桂冠氏「一方的な核廃棄要求時には米朝会談再考」…非核化は否定せず
金桂冠氏「一方的な核廃棄要求時には米朝会談再考」…非核化は否定せず
  • 徐台教(ソ・テギョ) 記者
  • 承認 2018.05.16 16:19
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北朝鮮の金桂冠(キム・ゲグァン)第一外務次官は16日、朝鮮中央通信との談話の中で「我々をコーナーに追いやり一方的な核放棄だけを強要するのならば、我々はそんな対話にこれ以上は興味を持たないばかりか、日が迫ってきた米朝首脳会談に応じることから再考せざるを得ない」と主張した。同日、朝鮮中央通信が報じた。

「リビア式はありえない」

金次官は談話の冒頭で、「米朝首脳会談を控え、米国で対話の相手方を深刻に刺激する妄言がやたらと飛び出していることは、とても好ましくない行為であり失望している」と表現した。

その例として、「ボルトン米国家安全保障担当補佐官をはじめとする米国務省の高級官僚たちが『先核放棄・後補償』方式を掲げながら、リビア式核放棄方式や『完全で検証可能かつ不可逆的な非核化』、『核、ミサイル、生化学武器の完全廃棄』などという主張をためらわず浴びせている」点を挙げた。

北朝鮮の金桂冠(キム・ゲグァン)第一外務次官。写真は統一部より。
北朝鮮の金桂冠(キム・ゲグァン)第一外務次官。写真は統一部より。

その上で、こうした行為について「本質的には大国に国をそのまま任せたことで崩壊したリビアやイラクの運命を、尊厳あるわが国に強要しようとするとても不純な企みの発露だ」とし、「激憤を禁じ得ず、米国が果たして心から健全な対話と交渉を通じ、米朝関係の改善を望んでいるのか疑わしい」と強く反応した。

また、「核開発の初期段階になったリビアと、核保有国のわが国を比べる事自体が愚か極まりない」とも語った。

ボルトン米国家安全保障補佐官への不快感

金次官は特に、「今もボルトンについての拒否感を隠さない」と、米国内で北朝鮮に最も強硬とされるボルトン補佐官に対する不快感を露わにした。

続いてトランプ大統領に対し、「過去、米朝対話が進むごとにボルトンのような者たちにより、紆余曲折を経たことを忘れ、リビア式核放棄などと言うインチキな『右翼人士』の言葉に従う場合、今後の米朝首脳会談をはじめとする全般的な米朝関係の展望がどうなるかは、火を見るより明らかだ」と警告した。

しかし金次官は、こうした主張の傍ら、「我々はすでに朝鮮半島非核化の受け入れを表明しており、このためには米国の対北朝鮮敵視政策と、核脅威強迫を終わらせることがその先決条件となる」と述べ、非核化自体を否定することはなかった。

一方で、「核を放棄する場合に経済的な補償と恩恵を与えると騒いでいるが、我々は一度も米国に期待して経済建設をしたことはなく、今後もそんな取引を絶対にしない」と強弁した。

そして、トランプ大統領に対し「我々の核が開発段階にあった時、過去の政府が使った埃をかぶった北朝鮮政策をそのまま使おうとするのは幼稚な悲劇だ」と指摘し、「最高の成果を出すという初心」を実現するためには「前任者たちの轍を踏まぬよう」注文した。

金次官のこうした主張は、次第に要求を高める米国に対し、北朝鮮側があくまで「非核化一括妥結→段階的な措置の相互履行」という自国の原則を確認したものと受け止められる


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