[全訳] 文大統領による第2次南北首脳会談・結果発表文(5月27日)
[全訳] 文大統領による第2次南北首脳会談・結果発表文(5月27日)
  • 徐台教(ソ・テギョ) 記者
  • 承認 2018.05.27 10:12
  • コメント 0
記事を共有します

韓国の文在寅大統領は27日午前10時から、前日26日午後に行われた北朝鮮の金正恩委員長との今年2度目の首脳会談の内容を発表した。全文を翻訳した。
26日午後、今年2度目の南北首脳会談を行った南北首脳。写真は青瓦台提供。
26日午後、今年2度目の南北首脳会談を行った南北首脳。写真は青瓦台提供。

尊敬する国民の皆さま!

私は昨日午後、板門店の北側地域・統一閣で
金正恩国務委員長と2度目の南北首脳会談を行いました。

去る4月27日、板門店の「平和の家」で
初めての会談を行った後、ちょうど一か月ぶりとなります。

前回の会談でわが二人の首脳は
必要ならばいつ、どこでも格式にこだわらず会って
互いに額を突き合わせて民族の重大事を議論しようと
約束しました。

金委員長はおととい午後、
一切の形式を排除したまま会いたいという意志を伝えてきて、
私は快くこれを承諾しました。

長い間わたしは
南北の対立と葛藤を克服するための方法として
首脳間の定例的な出会いと
直接の疎通を強調してきましたし、

その意義は「4.27板門店宣言」に
そっくりそのまま込められています。

そうした意味から私は
去る4月の歴史的な板門店会談に劣らず、
友達の間での平凡な日常のように実現した今回の会談に
とても大きな意味を与えたいと思います。

南北はこのように会わなければならないというのが、私の考えです。

国民の皆さま!

われわれ二人の首脳は米朝首脳会談を控え、
虚心坦懐な対話を交わしました。

私は先週あった
トランプ米大統領との(米韓)首脳会談の結果を説明しながら、

トランプ大統領は
金委員長が完全な非核化を
決断し実践する場合には、

北朝鮮との敵対関係の終息と経済協力に対する
確固とした意志があるということを伝えました。

特に金委員長とトランプ大統領双方が
米朝首脳会談の成功を
真に望んでいることからも

双方が直接的な疎通を通じ
誤解を解き、
首脳会談で合意しなければならない議題に対し
実務協議を通じ
十分な事前対話が必要だという点を強調しました。
金委員長もこれに同意しました。

金正恩委員長は板門店宣言に続き
もう一度
朝鮮半島の完全な非核化意志を明確にし、

米朝首脳会談の成功を通じ
戦争と対立の歴史を精算し
平和と繁栄のために協力するという意志を披瀝しました。

われわれ両首脳は
6.12米朝首脳会談が成功裏に開催されなければならず

朝鮮半島の非核化と恒久的な平和体制のための
われわれの旅程は
決して中断されることはない点を確認し、
このために緊密に相互協力していくことにしました。

また、われわれは「4.27板門店宣言」を早く履行することを
再確認しました。

これを通じ
南北高位級(閣僚級)会談を来たる6月1日に開催し、

軍事的な緊張緩和のための軍事当局者会談と
離散家族再会のための赤十字会談を
続けて持つことで合意しました。

両首脳は今回の会談が必要に応じ
迅速で格式を排し行われたことに
大きな意味があると評価し、

今後も必要ならば
いつでも互いに通信を行ったり会うことで
形式にこだわらず疎通することにしました。

尊敬する国民の皆さん!

振り返ると、昨年まで長いあいだ
私達は常に不安でした。

安全保障の不安と恐怖が経済と外交はもちろん
国民の日常的な生活にまで染み込んでいました。

私達の政治を立ち遅れたものにしてきた
とても大きな理由でもありました。

しかし、いま私達は
歴史の流れを変えています。

平昌五輪を平和五輪に作り上げ、
緊張と対立の象徴であった板門店に
平和と平和の新しい道を切り開いています。

北朝鮮は
みずから核実験とミサイル発射を中止し、
豊渓里核実験場を廃棄する
決断を見せてくれました。

まだ始まりですが、
その始まりは過去にあったような
同じような始まりではなく、
完全に新たな始まりになるでしょう。

山頂が見える瞬間から
一歩一歩が苦しくなるように
朝鮮半島の完全な非核化と
完全な平和に至る道が
決して平坦ではないでしょう。

しかし私は大統領として、
国民が私に与えたあらゆる権限と義務を果たし
その道を進んでいきますし、
必ず成功することでしょう。

国民の皆さんも共に進んでいくことを望みます。

ありがとうございます。

2018年5月27日
大韓民国大統領 文在寅

 


関連記事