ソウル市長選、野党側が候補統一を模索 [6.13韓国地方選]
ソウル市長選、野党側が候補統一を模索 [6.13韓国地方選]
  • The Korean Politics編集部
  • 承認 2018.06.05 13:27
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ソウル市長選に立候補している、第一野党・自由韓国党の金文洙(キム・ムンス)候補と、第二野党・正しい未来党の安哲秀(アン・チョルス)候補が3日、候補統一に向けた話し合いを始めていたことが分かった。
ソウル市長選の主要立候補者たち。左から与党・共に民主党所属で現職の朴元淳(パク・ウォンスン)候補、自由韓国党の金文洙(キム・ムンス)候補、正しい政党の安哲秀(アン・チョルス)候補。写真はニューシスより。
ソウル市長選の主要立候補者たち。左から与党・共に民主党所属で現職の朴元淳(パク・ウォンスン)候補、自由韓国党の金文洙(キム・ムンス)候補、正しい政党の安哲秀(アン・チョルス)候補。写真はニューシスより。

安哲秀候補「世論調査で決着を」

5日、両陣営の関係者が明かしたところによると両候補は3日夕方、ソウル市内某所で1時間ほど会合を持ち、ソウル市長選での候補統一に向けた議論を始めた。安哲秀陣営の働きかけで実現したこの日の会合では合意には至らなかった模様だ。

安候補は票(支持者)が広がる可能性を考え、自身が統一候補となることを主張したが、金候補者側が拒否したというのが双方の説明だ。金候補者側の関係者はニューシスとの通話で、「あちら側(安サイド)が本人中心の候補統一を行おうとしている」と反発した。

金候補者側はまた、安候補者側がその間、「票による候補統一」や「金候補者側の立候補取りやめを通じた候補統一」に言及してきたことにも不満を持っている。

安候補者側によると、金候補者側は「もう遅すぎる。前回、候補統一をしようと言った時にしておけばよかった」という態度だという。

このように両陣営間には明確な隔たりがあるが、それでも候補統一の可能性は捨てきれない。タイムリミットは事前投票が始まる8日だ。

こうした中、安候補者側は世論調査により統一候補を決めようとしている。

安候補者側は「3つの機関で世論調査を行い、そのうち2つ以上の調査結果で支持率が高い方が勝つ方式」を金候補者側に提案している。関係者によると「7日に世論調査を(選管に)申告してある状態」だという。

金候補者側も「安候補者側で具体的な合意方式について提案するなら、互いに(候補統一するかしないか)話し合うことになるだろう」と完全に門を閉ざしたわけではない。

【ソウル=ニューシス】 ニューシスが世論調査専門機関「リサーチ・ビュー」に依頼し、5月28日から29日にかけて行った世論調査。朴元淳候補、金文洙候補、安哲秀候補と続いた。
【ソウル=ニューシス】 ニューシスが世論調査専門機関「リサーチ・ビュー」に依頼し、5月28日から29日にかけて行った世論調査。朴元淳候補、金文洙候補、安哲秀候補と続いた。

自由韓国党の洪準杓代表も「安が辞退を」

一方、金文洙候補が所属する自由韓国党の洪準杓(ホン・ジュンピョ)代表は5日、自身のフェイスブックへの書き込みで、安哲秀候補に対し「大乗的な決断で譲歩してくれるのなら、地方選挙後に両党が大同団結し、文在寅政権の暴走を防ぎ、野党大統合の起爆剤になり得る」と、辞退を呼びかけた。

洪代表はさらに、「ソウル市長候補の統一は、ソウル市民と野党側が切実に要望している」とし、「(与党で現職の)朴元淳(パク・ウォンスン)候補が絶対的に有利な状況で、野党側が分裂したまま選挙を行うと、前回(17年5月)の弾劾大統領選の再現になるしかない」と警鐘を鳴らした。

なお、韓国紙「毎日経済」が行ったソウル市長選についての最新の世論調査(4日発表)では、現職の朴元淳候補が52.3%で1位、その後、13.8%で自由韓国党の金文洙候補、13.7%で正しい政党の安哲秀候補と続いている。

洪代表はまた、「現実的に組織と政策面で優勢な金文洙候補が辞退することは難しい。それは相対的に当選可能性の高い25の区庁長、広域市長、地方議員、国会議員の補欠選挙があるためだ」と、状況を説明した。

その上で、「安哲秀候補の人物は高く評価する」としつつ、「現実的に選挙というのは、劣勢の組織で闘えるものではない」と、改めて金候補の辞退は無い点を強調した。

(ソウル=ニューシス、編集・翻訳:本紙編集部)