[韓国大統領選D-86]写真で見る主要候補の選挙活動(12月13日)
[韓国大統領選D-86]写真で見る主要候補の選挙活動(12月13日)
  • 徐台教(ソ・テギョ) 記者
  • 承認 2021.12.13 07:00
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来年3月9日の大統領選投票日まで、主要候補の動静を写真で追うシリーズ。今回は各候補の12月12日の選挙活動のうち、目に止まった内容を紹介します。

(1)李在明(共に民主党)

大邱・慶尚北道地方で選挙活動中の李在明(イ・ジェミョン、57)候補は12日午後、慶尚北道金泉(キムチョン)郡にある秋風嶺(チュプンリョン)SAを訪問した。

秋風嶺SAは故朴正熙(パク・チョンヒ)大統領時代に敷かれた韓国初の高速道路・京釜高速道路の要所に位置している、やはり韓国初のSAだ。

韓国メディア『京郷新聞』によると李候補は同地で「京釜高速道路竣工記念塔」を見学した後、記者団を前に「全世界的に大々的な産業・経済の再編が行われており、その中で新たな機会を作り出す必要がある。(韓国が)産業化する段階で、京釜高速道路が果たした役割を見る必要がある」と訪問の理由を述べた。

また、故朴正熙大統領に対し、「京釜高速道路を含む産業化の基盤を確保しようと努力した」と評価した。李候補が所属する与党・共に民主党のルーツは朴大統領の軍事独裁に抵抗した歴史的背景があるが、保守層への支持を訴えるための言及と言える。

前日の故全斗煥(チョン・ドゥファン)大統領の功過を指摘した部分が、支持者からの反発を呼んでいる点については、「最近の議論を見ると、あまりにも陣営論理に陥り、事実事態も否定する傾向がある」と指摘した。

李候補はまた、公約としている「エネルギー高速道路」に触れ、「朴正熙時代の産業化高速道路、その次の金大中時代の情報化高速道路に次ぐ新たな産業システムを象徴するものになると考える」と述べた。

12日午後、慶尚北道金泉郡にある秋風嶺(チュプンリョン)SAを訪問した李在明候補。共に民主党提供。
12日午後、慶尚北道金泉郡にある秋風嶺(チュプンリョン)SAを訪問した李在明候補。共に民主党提供。

(2)尹錫悦(国民の力)

最大野党・国民の力の尹錫悦(ユン・ソギョル、60)候補は12日、ソウル市内で同党の「新時代準備委員会」の看板上掲式を行った。

同委員会は現在の与党・共に民主党の前身の一つ、民主党の代表を務めた金ハンギル(69)氏が委員長を務める。韓国で深まる保守・進歩間の陣営対立を乗り越え、幅広い支持を得るための組織と言える。

尹候補はこの日の式典で、「新時代準備委員会は、私たち国民の力の選対委員会では受け入れることがまだ少し難しい方達で構成され、中道と合理的な進歩を含む。私たちの選対委員会は保守でも進歩でもなく、ただ国民のための『実事求是』、実用主義の選対委員会だ」と強調した。

12日、ソウル市内で同党の「新時代準備委員会」の看板上掲式を行った尹錫悦候補(右)と金ハンギル委員長。国民の力提供。
12日、ソウル市内で同党の「新時代準備委員会」の看板上掲式を行った尹錫悦候補(右)と金ハンギル委員長。国民の力提供。

(3)沈相奵(正義党)

第二野党・正義党の沈相奵(シム・サンジョン、62)候補は12日、公式日程が無かったが、前日の与党・李在明候補による故全斗煥元大統領「再評価」に対する論評を出した。

沈候補は論評の中で李候補に対し「文在寅政府と自身を差別化しようと、国民の力の候補になったようだ」と痛烈に批判した。

そして、「全斗煥が政治は良くやったという尹錫悦、全斗煥が経済は良くやったという李在明」という両候補の過去の発言を並べ、「両氏の話を総合する場合、全斗煥氏は今からでも国立墓地に埋葬されなければならない」と明かした。また、「全斗煥を再評価する者が全斗煥だ」とした。

過去1979年12月にクーデターを起こし権力を握った全斗煥は、1980年5月の「光州民主化運動」弾圧の指揮を執った。1997年に内乱目的殺人罪などで死刑判決を受けたのち赦免されている。

沈候補はその上で、「全斗煥を光州市民と国民の重い審判の下にそのまま置いておくべきだ。その名前は歴史の影の中にあるべきもので、決して光りを当てようとしてはならない」という点を、「巨大両党の候補に明らかに告げる」とした。

沈相奵候補のFacebookページ。「あなたの側に沈相奵」とある。
沈相奵候補のFacebookページ。「あなたの側に沈相奵」とある。

(4)安哲秀(国民の党)

第三野党・国民の党の安哲秀(アン・チョルス、62)候補は12日、ソウル市内で気候変動に対応するために活動する、韓国の青年活動家たちと懇談会を行った。

この席で安候補は、「2050年にカーボンニュートラルを実現するためには、小型モジュール原発(SMR)技術の開発を国策事業として育成しなければならない」という持論を述べた。

過去、安候補は事あるごとに同原発開発への投資を主張している。安候補によるとSMRには「高い安全性と低コスト」という特徴があるとのことだ。

12日、ソウル市内で気候変動に対応するために活動する、韓国の青年活動家たちと懇談会を行った安哲秀候補。同候補Youtubeをキャプチャ。
12日、ソウル市内で気候変動に対応するために活動する、韓国の青年活動家たちと懇談会を行った安哲秀候補。同候補Youtubeをキャプチャ。

(5)金東兗(新しい波)

中央党の結党大会を控える新党・新しい波の金東兗(キム・ドンヨン、64)候補は12日、有権者と交流する対話イベントをzoomとYoutubeライブ上で行った。

延べ350人ほどが参加したこのイベントで、平素から「機会の共和国」と未来ビジョンを掲げる金候補は、「機会の意味と過程の公正性」について説明を求める参加者に対し、「過程の公正と機会はつながっている。社会のセーフティネットと革新セーフティネット(再チャレンジ制度)は同じ話だ」と機会が増えることが公正さにつながるという認識を示した。

また、李在明候補が主張していたベーシックインカム(基本所得)については、「中長期的に検討すべきだが、李在明候補の基本所得は新型コロナ対策の中で、ポピュリズム政策に近い」と述べた。

12日、支持者とオンライン上で懇談会を行った金東兗候補(右上)。同党Youtubeをキャプチャ。
12日、支持者とオンライン上で懇談会を行った金東兗候補(右上)。同党Youtubeをキャプチャ。

 


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