朝鮮半島の非核化に関する共同宣言(1992年2月19日発効)
南と北は朝鮮半島を非核化することで、核戦争の危機を除去し、わが国の平和と平和統一に有利な条件と環境を造成し、アジアと世界の平和と安全に貢献するために、次のように宣言する。
1. 南と北は核兵器の試験、製造、生産、受付、保有、貯蔵、配備、使用を行わない。
2.南と北は核エネルギーを、ただ平和的な目的にのみ利用する。
3.南と北は核再処理施設とウラン濃縮施設を保有しない。
4.南と北は朝鮮半島の非核化を検証するため相手側が選定し、双方が合意する対象たちに対し、南北核統制共同委員会が規定する手続きと方法で査察を実施する。
5.南と北はこの共同宣言の履行のために、共同宣言の発効後一か月の間、南北核統制共同委員会を構成・運営する。
6.この共同宣言は南と北がそれぞれ、発効に必要な手続きを経て、その文本を交換した日から効力を発生させる。
1992年1月20日
南北高位級会談 北南高位級会談
南側代表団主席代表 北側代表団団長
大韓民国 朝鮮民主主義人民共和国
国務総理 政務院総理
鄭元植(チョン・ウォンシク) 延亨黙(ヨン・ヒョンムク)
※「朝鮮半島の非核化に関する共同宣言」は南北それぞれ国内での手続きを経て、1992年2月19日に「南北基本合意書」と共に発効した。
※北朝鮮の核開発により現在は有名無実化しているが、韓国政府は破棄を宣言していない。
著作権者 © The New Stance 無断転載および再配布禁止