【更新終了19:15(10回目)】「朝鮮半島の平和と繁栄、統一のための板門店宣言」を発表【2018南北首脳会談】
【更新終了19:15(10回目)】「朝鮮半島の平和と繁栄、統一のための板門店宣言」を発表【2018南北首脳会談】
  • 徐台教(ソ・テギョ) 記者
  • 承認 2018.04.27 20:00
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2018年4月27日の「2018南北首脳会談」に関するニュースを随時更新していきます。
10回目の更新を持って一旦、本記事の更新を終了いたします。

【最新更新19:15(10回目)】「朝鮮半島の平和と繁栄、統一のための板門店宣言」を発表【更新終了】

南北首脳は午後6時頃、会談場の「平和の家」で「朝鮮半島の平和と繁栄、統一のための板門店宣言」に署名した。

この中で、「今年中の終戦」、「朝鮮半島の非核化のための共同努力」、「南北離散家族の再会、赤十字・軍事当局者会談の再開」、「秋の文在寅大統領訪朝」などの合意が明かされた。

「朝鮮半島の平和と繁栄、統一のための板門店宣言」署名後、共同会見する南北両首脳。写真は板門店共同取材班。
「朝鮮半島の平和と繁栄、統一のための板門店宣言」署名後、共同会見する南北両首脳。写真は板門店合同取材班。

全文訳は以下のリンクからお読みいただけます。

[全訳] 「朝鮮半島の平和と繁栄、統一のための板門店宣言」【2018南北首脳会談】
https://thekoreanpolitics.com/archives/993

また、署名後、南北両首脳はそれぞれ演説を行った。その後、文在寅大統領夫妻は北朝鮮の李雪主(リ・ソルチュ)女史を出迎え、晩餐会が始まった。

【最終更新16:25(9回目)】南北の晩餐会参加者を公開、北側26人、南側32人

青瓦台のキム・ウィギョム報道官は午後3時半頃、会見を行い、晩餐会の詳細について説明した。

北朝鮮側の参加者は、金正恩国務委員長、金永南(キム・ヨンナム)最高人民会議常任委員長、金与正(キム・ヨジョン)党中央委員会第一副部長、金英哲(キム・ヨンチョル)党中央委員会副委員長兼統一戦線部長、玄松月(ヒョン・ソンウォル)三池淵管弦楽団長など26人が公式に参加するとした。また、他に公演のために歌手と俳優、演奏者11名も追加で南側を訪れるとした。

金報道官は「晩餐会の参加者は主に、南側を訪問した経験がある人物や、金正恩国務委員長の傍らで重要な補佐を行う人物たちで構成されている」と説明した。

韓国側は、文在寅大統領、金貞淑(キム・ジョンスク)女史を含む32名が参加する。政党からは、与党・共に民主党の秋美愛(チュ・ミエ)代表、禹元植(ウ・ウォンシク)院内代表、金大中大統領の最側近であった民主平和党の朴智元(パク・チウォン)議員などが含まれる。他に、林東源(イム・ドンウォン)元国家情報院長や、歴代の統一部長官、金錬鉄(キム・ヨンチョル)統一研究院長、文正仁(ムン・ジョンイン)大統領特別補佐、歌手の趙容弼(チョ・ヨンピル)、ユン・ドヒョン氏など参加する。

また、南北の類似する弦楽器の伴奏で歌われる演目についての説明もあった。南北の定番「パンガプスムニダ(お会いできてうれしい)」や統一を願う歌「ソウルから平壌まで」などが歌われる。

晩餐会では文大統領が歓迎の辞と乾杯辞に続き、金委員長の答辞と乾杯辞がある予定とのことだ。また、晩餐会が終わった後には、両首脳夫婦が「平和の家」の外に出て、歓送公演に参加する。

【最終更新14:50(8回目)】合意文の発表は共同記者会見方式で、李雪主女史が晩餐会に参加

午後2時半頃、尹永燦(ユン・ヨンチャン)国民疎通首席秘書官は再度会見を行い、今日の首脳会談で南北が合意に至り宣言文が出る場合に、「両首脳は署名式を持ち、それを共同で発表する予定」とした。

また、午後6時半に開始される晩餐会に合わせ、「金委員長の夫人・李雪主(リ・ソルチュ)女史が板門店を訪れる」と明かした。

尹氏はまた、「今日午前の会談で『朝鮮半島の非核化』と『恒久的平和定着』、『南北関係の発展方向』について、始終、真摯で正直な対話が行われた」と説明した。

4月27日。平和の家で会談する韓国の文在寅大統領と北朝鮮の金正恩国務委員長。写真は板門店共同取材団。
4月27日。平和の家で会談する韓国の文在寅大統領と北朝鮮の金正恩国務委員長。写真は板門店共同取材団。

【最終更新14:10(7回目)】金正恩氏「対決の歴史に終止符を打ちに来た」首脳会談場での南北首脳の挨拶(全文紹介)

南北首脳会談が午餐の休憩時間に入った後、尹永燦(ユン・ヨンチャン)国民疎通首席秘書官によるブリーフィングが行われた。その中で尹氏は両首脳が午前に軍事境界線で出会った際、文大統領が北側にいったん渡ったエピソードの内幕を明かした。

文大統領が金委員長と握手しながら「私はいつ頃、北側に行けるのだろうか」と語ったとところ、金委員長が「それでは今、越えていきましょうか?」と文大統領を誘ったとのことだった。

金委員長と共に軍事境界線を越え北側に渡る文大統領(右)。板門店合同取材団。
金委員長と共に軍事境界線を越え北側に渡る文大統領(右)。板門店合同取材団。

続いて、儀仗隊の査閲を受ける際に、文大統領は金委員長に対し「今回の儀仗隊は略式なので惜しい。青瓦台(韓国大統領府)に来られたら、はるかに良い場面をご覧にいれられる」と語った。

これに対し金委員長は「そうですか?大統領が招待してくれるのでしたら、いつでも青瓦台に行きます」と答えたという。

両首脳は会談場である「平和の家」に到着した。文大統領は掲げられた絵を説明しながら、その中の「訓民正音」の文字をかたどった作品の前で、文在寅の「ム」、金正恩の「キ」が入っていると説明した(別途色付き)。金正恩氏はこれに対し「細部まで気を遣っていただいた」と返答した。

その後、尹氏は会談場での両首脳の会話を以下のように紹介した。全文を紹介する。

文大統領:ここまでどうやって来られましたか。
金委員長:早朝に車で開城(ケソン)を通ってきました。大統領も朝早く出発されたのでしょうね。
文大統領:私の方はわずか52キロしか離れていないので、約1時間で来ました。
金委員長:大統領が我々のことで開催されるNSC(國家安全保障会議)に参加するため、早朝に寝そびれることが多かったそうですが、早朝に起きるのが習慣になっているのでないでしょうか(笑う。
文大統領:金委員長が韓国特使団が訪朝した際に、先にそのお話されたので、これから足を伸ばしてぐっすり寝られます。
金委員長:大統領が朝までぐっすり眠れるように私が確認します。わずか200メートルを来るのに、どうじてこんなにも遠く感じたのか、またなぜこんなに難しかったのか思いました。最初は平壌(ピョンヤン)で文大統領に会うことになると思っていましたが、ここで会えたのはより良かったと思います。対決の象徴となっている場所で多くの方が期待を寄せて見守っています。ここに来ながら、失郷民(北朝鮮に故郷を持ち、朝鮮戦争で故郷に戻れなくなった人々)たちや脱北者、延坪島の住民など、いつわが軍の砲撃が飛んでくるかと不安に駆られていた方々も、本日の私たちの対面に期待を寄せている姿を見てきました。この機会を大切にし、南北間の傷が癒されるきっかけになってほしいです。分断線(軍事境界線)はそんなに高くないので、多くの人が踏み跨いでいたら無くなるのではないでしょうか。

文大統領:青瓦台から来る途中、道路沿いで多くの住民たちが見送ってくれました。それだけ今日の私たちの対面への期待が大きいと思います。大成洞(テソンドン、南北境界にある「自由の村」)の住民たちも全員来て、皆で写真を撮りました。私たちの肩の荷は重いです。今日の板門店を皮切りに、平壌とソウル、済州島、白頭山へとこの出会いが続いてほしいです(文大統領は歓談用の部屋の手前にある長白瀑布と城山日出峰の絵を指差しながら、絵を紹介する)。
金委員長:文大統領の方が白頭山について私よりもお詳しいようですね。
文大統領:私は白頭山に行ったことがありません。どうやら、中国を経由して白頭山に行かれる方が多いそうですね。私は北側を通って必ず白頭山に行ってみたいと思います。
金委員長:文大統領が来られたら、正直、心配になる部分が、私達の交通(道路事情)が整っておらず、不便に思われるかもしれないというところです。平昌五輪に行ってきた方たちによると、平昌に向かう高速鉄道(KTX)がとても良いとのことでした。そんな南側の環境にいて、北側に来られるとなると、とても恥ずかしいかもしれません。私達も準備をし、大統領が来る際に不便に思われないようにしたいです。
文大統領:今後、北側と鉄道が連結されれば、南北双方が高速鉄道を利用できます。こういった内容が、6.15(6.15南北合同宣言、00年)や10.4(10.4南北首脳宣言、07年)の合意に込められていたのですが、10年のあいだ、それほど実践できませんでした。南北関係が完全に別れ、その脈が途絶えてしまったのが、やるせないです。金委員長の大きな勇断のおかげで、10年間途絶えていた血脈を今日再び、つなぎました。

首脳会談で笑顔を見せる北朝鮮の金正恩委員長。写真は板門店合同取材団。
首脳会談で笑顔を見せる北朝鮮の金正恩委員長。写真は板門店合同取材団。

金委員長:期待の分だけ、懐疑的な見方もあります。大きな合意をしておいて、10年以上実践することができませんでした。今日の会談も良い結果がでるのかと懐疑的な見方があります。短い時間歩いて来るあいだ、本当に11年もかかったのかと考えました。そんな私達が11年間できなかったことを100日あまりの間に、せっせと行ってきました。固い意志で共に手を取り合っていけば、今よりも悪くなることはないでしょう。大統領にここで会うのは、不便があるのではないかと考えていましたが、それでも親書と特使を通じて事前にやり取りをしたので、心が軽い。お互いに対する信頼と確信が重要です。
文大統領:(陪席した金与正第一副部長を指し)金副部長は南側でとてもスターになりました。(大きく笑う)(金与正副部長の顔が赤くなる)。今日の主人公は金委員長と私です。過去の失敗を鏡とし、うまくやっていけると思います。過去には政権の中期や末期の遅い次期に合意が行われ、政権が変わると実践されなかった。私が大統領になって1年目です。私の任期内に金委員長の新年辞(18年1月1日)から今日に至るまで走り抜けてきた速度をずっと維持していきたいです。
金委員長:金与正副部長の部署で、万里馬速度戦という言葉を作りましたが、南北統一の速度としましょう。(笑い)(任鐘ソク大統領秘書室長が「薄い氷の上を歩く際に、氷を割らないためには、速度を遅らせてはならないという格言がある」と口を添えた)
文大統領:過去を振り返る場合、一番大事なのは速度です。

金委員長:今後は頻繁に会いましょう。これからは固く決心し、また原点に戻ることがあってはなりません。期待に応え、良い世の中を作っていきましょう。これからは私達もしっかりとやります。
文大統領:北側で大きな事故があったと聞きました。事故を収拾するのに大変だったでしょう。金委員長が直接乗り出し、病院を訪れ慰労も行い、特別列車まで配慮したという話を聞きました。
金委員長:対決の歴史に終止符を打とうとやって来ましたし、私達のあいだにひっかかる問題を、大統領と膝を突き合わせて解決しようとここまで来ました。必ず、良い未来が来るという確信を持つに至りました。
文大統領:朝鮮半島の問題は私達が主人です。そうでありながらも、世界と共に進むわが民族にならなければなりません。私達の力で導き、周辺国が付いて来られるようにしなければなりません。

首脳会談テーブルに付く南北首脳と高官たち。左から、徐薫(ソ・フン)国家情報院長、文、任鐘ソク(イム・ジョンソク)大統領秘書室長。
首脳会談テーブルに付く南北首脳と高官たち。左から、徐薫(ソ・フン)国家情報院長、文、任鐘ソク(イム・ジョンソク)大統領秘書室長。

【最終更新12:05(6回目)】午前の首脳会談が終了、金委員長は再び北側へ

午前11時58分頃、首脳会談午前の部が終了し、午餐の時間となった。午餐は南北首脳が別々にとる。
金正恩委員長は車に乗り、軍事境界線を超え、再び北側に戻っていった。

11年ぶりの南北首脳会談。板門店合同取材団。
11年ぶりの南北首脳会談。板門店合同取材団。

【5回目更新、11:50】軍事境界線上で初めて出会った南北首脳の会話

27日午前9時30分、南北首脳が板門店で軍事境界線を挟んで初めて出会った際の会話が明らかになった。

金委員長:初めまして。お会いできて嬉しいです。
文大統領:こちらにいらっしゃるのに大変だったのではなかったのでしょうか。
金委員長:いいえ。
文大統領:お会いできて嬉しいです。
金委員長:この歴史的な場所でお会いできたことで、はずむ気持ちで一杯です。さらに、文大統領にわざわざ分界線(軍事境界線)にまで出迎えていただいたことにとても感動しています。
文大統領:ここまで来られたのは、キム委員長の非常に大きな勇断があったお陰だと思います。
金委員長:いいえ、とんでもないです。
文大統領:歴史的な瞬間を作りました。
金委員長:お会いできて嬉しいです。
文大統領:こちらにお立ちになりますか?

【4回目更新、11:10】会談に先立つ「平和の家」での両首脳の様子

9時40分ころ、南北首脳が「平和の家」ロビーに到着。文大統領の案内で金正恩委員長は芳名録の署名台に移動した。金正恩委員長が席に座るや妹の金与正朝鮮労働党中央委員会第一副部長がペンケースを開け、ペンを渡した。

そのペンで金正恩委員長が署名するあいだ、文大統領は金委員長の右側に立ち、署名する様子を眺めていた。署名が終わるや、金与正第一副部長がペンを受け取った。

「平和の家」に掲げられた「北漢山」の絵。ミン・ジョンギ画伯作。板門店合同取材団。
「平和の家」に掲げられた「北漢山」の絵。ミン・ジョンギ画伯作。板門店合同取材団。

その後両首脳は、ロビー正面の北漢山の絵の前に移動し、絵を背景に写真を撮影。文大統領が先に手を差し伸べ両首脳が握手。大きく手を上下に振った。南北の随行員たちが拍手した。

金委員長が歓談用の部屋に移動しようとしたところ、文大統領が絵について説明を始める。

文大統領:これが北漢山です。
金委員長:あ、青瓦台(大統領府)の後ろにある…
文大統領:ソウルの北側にあり、山の名前が「プッカン(北朝鮮を指す北韓と同じ音)」でもあります。

両首脳はその後、歓談用の部屋へと入っていった。

【3回目更新、10:35】南北首脳会談始まる

27日午前10時15分、南北首脳会談が始まりました。

首脳会談が行われる「平和の家」に移動する南北首脳。写真は板門店合同取材団提供。
首脳会談が行われる「平和の家」に移動する南北首脳。写真は板門店合同取材団提供。

【2回目更新、9:43】金正恩委員長が芳名帳に記帳し、両首脳は会談場に

儀仗隊の査閲を受けた南北首脳は、会談場の「平和の家」に移動。入り口で金正恩委員長が芳名録に記帳した。「新たな歴史はこれから。平和の時代、歴史の出発点で」と書き記したとのこと。その後、両首脳は会談の準備に取り掛かり、カメラの生中継は終了した。

【1回目更新、9:30】南北両首脳が軍事境界線上で握手

27日午前9時29分ころ、北朝鮮の金正恩国務委員長が板門店の北朝鮮側施設「統一閣」を軍事境界線に向けて出発した。9時30分ちょうどに、軍事境界線上に到着。出迎えで待っていた韓国の文在寅大統領と一対一で握手を交わした。

4月27日、板門店の軍事境界線上で握手する韓国の文在寅大統領と北朝鮮の金正恩国務委員長。写真は板門店合同取材団提供。
4月27日、板門店の軍事境界線上で握手する韓国の文在寅大統領と北朝鮮の金正恩国務委員長。写真は板門店合同取材団提供。