共に民主党、地方選と国会議員補欠選で圧勝
共に民主党、地方選と国会議員補欠選で圧勝
  • The Korean Politics編集部
  • 承認 2018.06.14 22:26
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6月13日、韓国で全国同時地方選挙と国会議員補欠選挙が行われた。結果は与党・共に民主党の大勝に終わり、文在寅大統領の国政運用にも弾みがつく見通しとなった。

全国地方選挙の開票結果、17の広域自治体(特別市、道)首長選のうち、与党・共に民主党の候補が14箇所で当選した。自由韓国党は大邱(テグ)市と慶尚北道で勝ち、済州(チェジュ)では無所属候補が当選した。

また、全国12箇所の選挙区で行われた国会議員補欠選挙では、共に民主党が候補を立てなかった慶尚北道・金川(キムチョン)を除く11箇所で当選した。同選挙区では接戦の末、自由韓国党の候補が辛勝した。

13日夜、当選者に印をつける共に民主党の秋美愛(チュ・ミエ)代表。
13日夜、当選者に印をつける共に民主党の秋美愛(チュ・ミエ)代表。

この日の全国同時地方選挙の投票率は60.2%と、歴代2番目に高いものとなった。

地方選挙と国家議員補欠選挙の双方で共に民主党が圧勝し、今回の選挙では当初の予想通りの結果となった。特に、第二野党の正しい未来党ならびに民主平和党、そして正義党は、広域自治体はもちろん、国会議員補欠選挙で一勝もできないという厳しい結果となった。

共に民主党は広域団体長選挙で、ソウル市、京畿道、仁川市、江原道、大田市、世宗市、忠清南道、忠清北道、光州市、全羅南道、全羅北道、釜山市、蔚山市、慶尚南道で当選者を出した。

補欠選挙では、ソウル松坡乙、ソウル蘆原丙、仁川南東甲、釜山海雲台乙、蔚山北区、慶南金海乙、光州西区甲、全南ヨンアム、忠南天安甲・天安丙、忠北堤川丹陽で勝利し、11の議席を追加した。

各党の総括、第一、第二野党党首は辞意

共に民主党の圧勝の背景には、文在寅大統領への高い支持率と、南北・米朝首脳会談など朝鮮半島が平和に向けて動き始めている点などが挙げられる。

同党の秋美愛(チュ・ミエ)代表は地方選挙の勝利が確実になった13日の夜、党事務所に現れ、「今回の選挙は平和と経済、民生に手をあげてくれたもの」とし、「その意味を胸に深く刻み、謙虚に与党としての課題を忠実に履行していく」とした。

一方、第一野党の自由韓国党は、広域自治体首長選では、票田であるTK(大邱、慶尚北道)だけで当選者を出すにとどまり、釜山、蔚山、慶尚南道など伝統的に保守が強い地域ではすべて共に民主党に苦杯をなめた。

6箇所での勝利を公言していた同党の敗因は、朴槿恵全大統領の弾劾以降、党を革新できなかった点や、洪準杓(ホン・ジュンピョ)代表の「舌禍」や、保守政党内部での分裂などが挙げられる。

洪代表は13日、出口調査による惨敗が明らかになると、「The Buck Stops Here(全ての責任は私が負う)」と、短い論評を出した。さらに14日、会見を開き辞任を正式に表明した。

14日、会見を開き辞任を表明する自由韓国党の洪準杓代表。
14日、会見を開き辞任を表明する自由韓国党の洪準杓代表。

第二野党の正しい未来党は、地方選挙と国会議員補欠選挙で、一席も獲得することができなかった。党の総力を結集したソウル市長選挙でも安哲秀(アン・チョルス)候補が3位という期待以下の成績に終わった。党の存亡が危ぶまれる上に、今後有り得る野党再編過程で、主導権を逃す危機に瀕することになった。

同党のスポークスマン、シン・ヨンヒョン氏は13日、論評の中で「国民の峻厳な選択の意味を心に刻む」とし、「今回の地方選挙を反省と自省の機会とし、国民の目線から困難な民生と経済を回復させることに最善を尽くしていく」と頭を垂れた。

同党の劉承旼(ユ・スンミン)代表も14日、大敗の責任を取り、辞意を表明した。

第三野党の民主平和党も「地域の盟主」と自負していた湖南(全羅南北道、光州)で、広域団体長と補欠選挙いずれでも結果を残すことができなかった。全羅南道の一部の基礎自治体首長選で当選者をだしたが、同地域の民心が共に民主党に傾いており、やはり党の存立基盤が危ぶまれている。

同党の趙培淑(チョ・ベスク)代表は13日、記者団に対し「結党から4か月しか経っておらず、組織と資金面で劣勢だったが、死力を尽くして湖南を攻略した」としながら「全羅南北道で意味のある成果を収めた」と分析した。

第四野党の正義党は広域団体長と補欠選挙いずれも当選者を出すことはできなかったが、相当数の地域で、共に民主党と自由韓国党に続く政党比例票を獲得し、善戦した。

同党のチュ・ヘソン主席スポークスマンは論評を出し「今回の地方選挙はやはり、ろうそく革命の延長線上にあり、韓国を崖っぷちに追い込んでいった自由韓国党を根っこからえぐり取るのが、正義党の第一使命だと考えた」とし、「今日は国民の選択により、そうした最低限の目標は達成したと思う」と明かした。

(ソウル=ニューシス、編集・翻訳:本紙編集部)