北朝鮮離脱住民(いわゆる脱北者)支援財団である『南北ハナ財団』の新理事長に、南北関係を専門とする人物が任命された。
韓国の統一部は11日付けの報道資料で、「20年3月12日より、チョン・インソン円仏教特任副院長を北韓離脱住民支援財団の理事長に任命する」と明かした。
同資料によると、チョン氏は「南北交流と北朝鮮への人道支援事業、南南葛藤(北朝鮮をめぐる韓国間の葛藤)の解消に献身してきた宗教界の指導者」。
なお、円仏教とは日本による植民地時代の1916年に創始された宗教。2009年に韓国政府が発表した統計では約150万人の信徒を持つとされる。
チョン氏はこの他にも過去、韓国宗教人平和会議(KCRP)南北交流委員長、平和・統一ビジョン社会的対話全国市民会議常任代表を、さらに大統領直属機関である『民主平和統一諮問会議』常任委員、さらに統一部の政策諮問委員などの経歴がある。
また、特記すべき経歴として、円仏教財団が設立した脱北青少年のための認可校『ハンギョレ中高等学校』の設立・運営にも関わってきた点が挙げられる。南北ハナ財団の主要業務の一つに、北朝鮮出身の青少年へのケアがあるためだ。
なお今年、『南北ハナ財団』は設立10周年を迎える。統一部は「その間の成果と限界を省みて、新たな跳躍を準備することを期待する」とした。
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