●「米韓両国の関係は70年間前進を続けている」
青瓦台(韓国大統領府)によると、会談は午前8時25分から57分まで約30分にわたって行われた。
会談ではまず、文大統領がバイデン大統領の就任を祝い、「米国がバイデン大統領のリーダーシップの下で国民の統合とより良い再建のためのビジョンを実現させることを望む」とし、これにバイデン大統領は感謝の意を述べた。
続いて文大統領は「前例のない挑戦に勝ち、希望にあふれる米国のストーリーを完成させるという大統領の意志を感じることができた」と、バイデン大統領の演説の一節を引用した。
バイデン大統領はこれを「その希望の一つが韓国」と受け、「米韓両国の関係は70年間ずっと前進があり、これからより多くの分野でこうした関係を強化することを期待する」と続けた。
青瓦台はさらに、「両首脳はまた、米韓が地域内の平和・繁栄における核心の同盟であると再確認し、価値を共有する責任ある同盟として、朝鮮半島とインド−太平洋地域の協力を超え、民主主義・人権および多者主義の増進に寄与する包括的な戦略同盟として、米韓同盟を続けて発展させていくことにした」と明かした。
また、「気候変化のようなグローバルな課題についても意見を交換した」とし、「気候変化への対応が雇用の創出および新産業の発展など多くの経済的な恩恵をもたらす」という趣旨のバイデン大統領の発言を紹介した。
文大統領はこれに対し、新再生エネルギーの拡大など韓国のグリーン・ニューディール政策を紹介しながら気候変化の対応が韓国の新たな成長動力になると説明したとのことだ。
また、両首脳は今年4月にバイデン大統領の主催で開かれる予定の世界気候サミットや、同5月に韓国で開かれる「グリーン成長とグローバルゴールズ2030のためのパートナーシップ(P4G)首脳会談」の開催成功、そしてワクチンや治療剤の普及や世界経済の回復といった新型コロナウイルス感染症対策において、互恵的な協力を加速化させるとした。
●「韓国と同じ立場であることが重要」
会談では、韓国で大きな注目を集めている非核化を含めた朝鮮半島の平和問題も議題にのぼった。
文大統領は「米韓が韓半島(朝鮮半島)の非核化および恒久的な平和定着を進めるために共通して努力していこう」とし、これにバイデン大統領は「韓半島の問題解決の主な当事国である韓国側の努力を評価する。韓国と同じ立場であることが重要で、韓国と共同の目標のために緊密に努力していく」趣旨を明かしたとのことだ。
さらに青瓦台は「両首脳はできるだけ早くに包括的な対北朝鮮戦略を作る必要があるという点で認識を共にした」と発表した。
一方、米国ホワイトハウスが3日(現地時間)発表した報道資料では、「米韓首脳が緊密な対北朝鮮政策の調整に合意した」と明かしたものの、詳細な議論内容についての言及はなかった。
また、日韓関係について両首脳は「日韓関係の改善と韓米日の協力が地域内の平和と繁栄に重要である」と共感したという。今月1日、軍部によるクーデターが起きたミャンマーについては「民主主義の即刻的な復元の必要性に合意」した。

