AFP通信などによると父、フレッド・ワームビア氏は29日(現地時間)、ノルウェーの首都オスロで開かれた国際人権会議の「オスロ自由フォーラム」で「世界で最も野蛮な独裁政権が泥沼から抜け出すことを願う」と語った。
同氏は「交渉を通じた外交トラックを支持する」と語ると共に、「北朝鮮と対話をしないことで、世界で最も脅威かつ野蛮的な独裁政権の繁栄を助けた。北朝鮮との対話が彼らを変化させられるかは分からないが、最小限、彼らが泥沼から抜け出し(国際社会に)参加することにはなるだろうから」と主張した。
一方、オットー・ワームビア氏の母シンシア氏は「トランプ大統領の外交努力が、息子の死に対する責任を(北朝鮮に対し)問わないことを意味する訳ではない」と強調した。
同氏は「私の力でできる全てのことをする。彼らに、息子への仕打ちに対する責任を問うだろう」とした。
北朝鮮政府を告訴
ワームビア夫妻は先月26日、息子の死亡責任を問うとし、米国のコロンビア地方裁判所に北朝鮮政府を告訴した。
22ページにわたる訴状の中で「北朝鮮政府が22歳の息子を人質にした後、彼が犯していない犯罪を自白するように強要した。そして脳死状態で米国に返した」と主張した。
夫妻は「オットーが北朝鮮政権の拷問と極端な情緒的虐待、精神的な孤独感を与えるなどの行為に耐えた末に無くなった」と訴えかけた。
夫妻が米国の裁判所で、北朝鮮を相手に裁判を行えたのは、米国政府が昨年、北朝鮮をテロ支援国に再指定したためだ。
これによりオットー・ワームビア氏がテロの犠牲者として認められ、米議会が作った「テロ支援国犠牲者基金(VSSTF)」から金銭的な補償を受ける道も開けた。補償額は最大で2000万ドル(約20億円)、集団訴訟の場合は3500万ドル(約35億円)だ。
バージニア州立大学の学生だったオットー・ワームビア氏は2016年1月、北朝鮮・平壌の羊角島ホテルで政治宣伝物を盗もうとした疑いで逮捕された。
同年3月、「反共和国敵対行為」容疑で裁判を受け、15年の労働教化刑を宣告された。同氏は昨年6月13日に昏睡状態のまま釈放され米国に帰国したが、その6日後の19日に息を引き取った。
(ソウル=ニューシス、編集・翻訳;本紙編集部)

